中高年を求人する会社の意図とは

中高年の労働者を専門で探す転職エージェントや、経験豊富で年齢がある程度いった労働者を積極的に扱う転職サイトなどが近年増加しています。これまでは中高年の労働者というと、家族がいることも多く転勤が難しい、プライドが高く年下の部下と上手くやっていけない、賃金をある程度高く設定しないといけないといった面などから、あまり求人に取り組んでいない企業が多くありました。
しかしIT系などを中心に、経験豊富な中高年の労働者を求める声が増えてきており、求人市場も活況を呈しています。

その理由としてあげられるのは、リーダー経験者の不足です。
IT関係の仕事は若年層を積極的に雇っていたのですが、途中で退職する人間も多く経験が不足して、周囲を統率できる人間が不足しています。管理職やリーダー経験があり、技術もさることながらマネジメントができる人材は非常に重宝されているのです。
色々な開発案件を担当したことがあり、その経験を活かして臨機応変に対応ができる人材は不足しているといえます。そのため管理職候補として高給でそういった人材を雇いたい企業が増えているのです。

40代も近くなるとなかなか新しいことを覚えるのが億劫になり、転職しても成功しづらいという固定観念を持ちがちですが、能力の有る人間ならば色々な企業において、その活躍の場はどんどん拡大しているといえます。
自分の市場価値を見極められるならば、転職で年収を大きく上げることも可能となっているのです。